経営計画
「経営計画書」はどんなときに必要ですか?
補助金申請に事業計画をつくりたい
融資を受けたい
金融機関から提出を求められた
頭の中に描いていることを可視化したい
例えば、1年の始まりに目標を設定したAさんと、ただなんとなく良い年にしたいと思っていたBさんがいます。
1年後、この2人、どうなっているでしょう。
Aさんの場合
Aさんは富士山に登ることを目標にしました。
目標を叶えるために、富士山に登る季節はいつ頃が良いのか調べました。
自分の今の体力では難しいと思ったので、体力をつけるためのトレーニングをはじめました。いきなり高い山を登るのではなく、まずは近くの山を登ってみることにしました。
道具も色々調べて揃えました。前後泊のために富士山の近くの宿泊施設にも予約を入れました。
そして、念願の富士山登頂の目標を叶えることができました!
Bさんの場合
Bさんは1月には漠然と良い1年にしたいと思っていました。
ですので、良い事が起きるのを待っているような過ごし方で、ある意味、受け身で日々を過ごします。
ただなんとなく時間は流れます。
そもそも、Bさんにとっての「良い1年」ってどんなことなのでしょう。
果たして満足できる良い1年になったでしょうか・・・
というように、目標を決めると、具体的な行動を計画して、行動に移すことができます。
経営計画を作成する効果
中小企業庁が小規模事業者の経営計画の作成の有無と業績傾向を調査したデータ(2015年版「小規模企業白書」)があります。これを見ると、「作成したことがある」者の方が「作成したことがない」者に比べて売上高が増加傾向にあることが分かりました。
そして、経営計画を作成した効果として、
「経営方針と目標が明確になった」・・・73.8%
「自社の強み・弱みを認識できた」・・・68.6%
「販路開拓のきっかけとなった」・・・38.5%
と回答しています。
また、自社の現状把握について十分と評価している者と、そうでない者における売上高、経常利益及び従業員数の直近5年間の傾向を調査したところ、それぞれの指標について、十分と評価している者の方が、「大幅増加」又は「増加」と回答する割合が高くなっています。(2020年版「小規模企業白書」より)
自社の現状をしっかり把握することも、売上・利益の増加に大切だということがわかります。
自社(自分)では気付けない視点がある
経営計画をつくることは、将来どうなりたいかを描き、自社を棚卸して、今後の方向を具体的にしていくことです。数値計画だけが経営計画ではありません。
将来に向かって、自社の経営をどうしたいのか、どうするのか、一緒に考えて経営計画を作成しませんか。
自社のことは気づきにくく、また日々の仕事に追われると後回しになりがちです。また自社(自分)では気付けない視点もあります。第三者の視点で一緒に考えて作成する伴走者がいることで、より良い計画づくりが可能となります。
専門家制度 登録
新潟県内の企業さまの場合、公的制度(専門家制度)を活用して費用負担を抑えて経営計画を作成できるケースがあります。ご相談ください。
- にいがた産業創造機構(NICO)登録専門家
- 新潟県商工会連合会 エキスパートバンク登録専門家
- 新潟県信用保証協会 アドバイザリースタッフ
フォローアップ(顧問契約)
経営計画を作成したままになっていませんか。
思った通りにいかないことは当然あります。作成した計画を実行するにあたり、定期的なフォローアップを加えることで、実現の効果が高まります。