事業計画書を作成して良かったこと

事業計画書を作成して良かったこと

今年も新潟県「女性のための起業講座」で登壇の機会を頂戴しています。
すてきなチラシが手元に届きましたよ。
気になる方はお早めにお申し込みください。「基礎コース」は先着15名。8/10締切です。
新潟を中心に全国で活動する中小企業診断士の宮澤奈緒子です。

女性のための起業講座がはじまります

この「女性のための起業講座」では、4回の連続講座で起業に必要な内容を学べます。
1.キャリアの棚卸と起業意識の確立
2.事業計画設定とビジネスモデルづくり
3.起業のために必要な財務知識と収支計画(私の担当講座)
4.販促戦略

一連の講座を受講すると、起業の流れ全体や必要なことが学べるようになっています。これは事業計画書、いわゆるビジネスプランが作成できる知識が得られる内容なのです。受講者の方は、どうやらわかっていないのかもしれないので、私の担当講座の際に冒頭でお伝えしていました。
今年は「実践コース」の方にはそれぞれ受講後に課題を提出していただきます。「基礎コース」には課題提出はありません。

事業計画書(ビジネスプラン)は作らなくても、書面にしなくても起業することはできます。
けれど、事業計画書(ビジネスプラン)として作成すると、良いこともあります。

実際に起業した方の調査からご紹介。

事業計画書を作成して良かったこと

こちらの調査は日本政策金融公庫 調査月報2015年7月号「起業と起業意識に関する調査(2014年度)」より。

事業計画書を作成して良かったこととして、書面として書き出すことで、事業内容等の整理・確認ができる項目に多くの回答が集中しています。
事業の内容や特徴を整理できた(41.7%)」
自社の強み・弱みを整理できた(25.0%)」
欠けていた視点に気付くことができた(18.5%)」

多額の設備投資、従業員の雇用を予定する方は必須

私が担当する「財務講座」では収支計画が作れるように講座でお話しします。
お金の話は苦手意識の強い方が多い内容です。
ですが、以下の回答にあるように、融資の申込や補助金申請には、具体的なマネープランは必須です。
民間金融機関から円滑に資金調達できた(13.0%)」
「国や自治体による支援制度への応募に役立った(12.0%)」←支援制度とは、おそらく補助金や利子補給制度のこと。

多額の設備投資、融資、従業員の雇用を予定されている方は、あらかじめ余力を持った財務の計画を立てておくことは必須です。借入金の返済、人件費は負担が大きいからです。

なんだかお金がない!ということのないように

多額の設備投資もない、融資も受けない、雇用も予定していない人も、あらかじめの心づもりとして収支計画を作っておくことをお勧めしています。

というのは、起業する方は行動力のある方が多いです。
けど、行動力があるが故、安定した収入を得る前に、投資的(自己投資も含む)な支出が多くなりがちです。収入よりも先行的に支出が発生しがちなのです。

これは決して悪いことではありません。
でも、後から「なんだかお金がない!」ということのないように、あらかじめの心づもりとして収支計画を作成されておくと安心なのです。
最初は手元にお金が残らなくても、これも計画どおり!な訳で、落ち着いていられます。

新潟県「女性のための起業講座」
【基礎コース】8/31(土)スタート←8/10申込締切です。こちらは先着順につきお早めに!
【実践コース】9/28(土)スタート←9/10申込締切です。

事業計画・経営計画作成の支援、フォローアップを行っています
起業希望者だけでなく、すでに事業を始めている方にとっての経営計画書にも同様のことがいえます。

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