新潟県を中心に活動している中小企業診断士・自己肯定力トレーナーの宮澤奈緒子です。
(この投稿は2023年02月15日にアメブロで投稿した内容を加筆修正したものです)
「女性のための創業交流カフェ in なごみ庵花茶花茶」
新潟県信用保証協会様の主催で2023年2月9日(木)に開催された
「女性のための創業交流カフェ in なごみ庵花茶花茶」
私にとって思い出の残る1日。
前回の投稿では、
起業は「スモールスタート」で小さくはじめようという内容をお伝えしました。
この日、用意していた内容で、
当日はあまり話をしなかったことがありますので、今日はその話題を。
女性の創業は、多くの場合、生活に身近な業種で、なりわい(生業)ビジネスです。
そして女性はライフステージ(結婚、出産、子育て、子どもの独立、家族の介護)の変化によって
「家族構成」「家計の状況」「自分のために使える時間」が変わります。
その時々において、ご自身としても優先したいことが変わることがあると思います。
自分で選んだ人生を歩んでいきたい
例えば、仕事一筋のキャリアウーマンだった人が、
出産と共に仕事よりも子育てをまずは第一にしたくなるとか。
それはある意味当然で、その自分の気持ちを可能な限り大切にしてほしいと思います。
今は多様性の時代ですし、人生は100年の時代です。
自分で選んだ人生を歩んでいきたいものですね。
女性が起業していない理由は「家事・育児・介護」?
日本政策金融公庫の調査(調査月報2015年7月)によると、
起業していない理由で男女差が大きい項目は
「家事・育児・介護等の時間が取れなくなりそう」です。
男性6.8%に対して女性19.7%と約2割の女性が理由に挙げています。
女性にとって家族のために使う時間は大切で必要な時間なのだと思います。
起業していない理由として
「家事・育児・介護等の時間が取れなくなりそう」が挙げられているのですが、
これはお勤めでも、かなり福利厚生制度の整った企業に勤めていないと
勤務時間を拘束されますので、同様の不安はあると思うのです。
融通が利くのはどちら?
私はこの点においては、
むしろ、近年では、ご自身で事業をしていた方が、
「家事・育児・介護等の時間」については融通が利くような気がしています。
私たちはコロナ禍で、
誰もが、いつ、感染者・濃厚接触者になるかわからない、
いつ、突然仕事を休まなければならない時が来るかわからない、
という時代を経験しました。
贔屓にしているお店が、Instagram等のSNSで
「申し訳ありません。しばらくお休みします。」
を発信しているのを目にしたことはありませんか。
誰もがスマホを持ち、誰もが情報に触れることができ、情報の発信も手軽になった今、
大勢のお客様に一度に情報をお伝えすることができます。
普段からお客様と直接のコミュニケーションを取りながら、
SNS等を通じてもお客様とやりとりを重ねていると、
「ごめんなさい。お休みします。」とお伝えしても、
事情を察して温かい言葉でお客様が受け入れてくださることを色んな方からお聞きします。
もちろん、突然お休みするよりも、わかる範囲であらかじめお伝えしておいた方が良いですね。
子どもたちが帰ってくるときに家にいたい
なごみ庵花茶花茶のカフェオーナー西屋さんも移転オープン後に、
ご家族の介護もあって営業時間を短くしていたこともありました。
西屋さんのSNSを見ていると、
お客様は離れるどころか、大勢の方が西屋さんを心配し労わる言葉をかけていました。
お客様の中で相談に乗ってくださる専門の方もいらしたようです。
西屋さんは移動花屋で起業するときも、
「子どもたちが帰ってくるときには家にいたかった」のだそうです。
お客さんに愛される、こんな関係がお仕事で築くことができたなら、
「家事・育児・介護等の時間が取れなくなりそう」
という不安はあまり必要にないように思うのです。
やりたいことがあるのなら、
小さな一歩からチャレンジしてみてほしいと思います。
主催者の新潟県信用保証協会様は無料で経営改善支援をされています。
NHK新潟放送局にいがたWEBリポートで紹介されました。
司会進行をしてくださった小川さんが登場しています。
どうぞご覧ください。
私たちのやっている支援はお客様の役に立っていることを
実感することができて感動ウルウルした動画(10分弱)です。