自己肯定感が高すぎる人?

自己肯定感が高すぎる人?

「自己肯定感が高すぎる人」とはどんな人なのでしょう。
自己肯定力トレーナー・中小企業診断士の宮澤奈緒子です。
若い方を中心に「自己肯定感を高める必要はない」とお考えの方がいらっしゃるようで、とても残念です。それは「自己肯定感が高すぎる人」に対する認識が異なっているからのようです。

自己肯定感が高い人

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れて、その自分を大切に思うこと。
「ありのままの自分」というのは、良いところだけでなくて、自分では見たくない、ふたをしたい欠点とか短所のように思えるところも含めて、ありのままの自分なのです。そんなありのままの自分を好意的、肯定的に思えることです。

私たちの伝える自己肯定感は「I’m OK. You’re OK.」の感覚です。
自己肯定感が高い人は「I’m OK. You’re OK.」ができる人なのです。
「I’m OK. You’re OK.」とは、自分を尊重し、相手も尊重すること。
自分の価値観を大切しながら、相手にも価値観があることを理解する。
自分の価値観と相手の価値観は必ずしも一致しないことがあることも理解しつつ、お互いに歩み寄ることができる。

この「I’m OK. You’re OK.」の感覚を持つことは、組織で、社会で強く求められているものだと考えています。

自信過剰、傲慢、自分勝手な人が「自己肯定感が高すぎる人」?

私は「I’m OK. You’re not OK.」な方をオレ様と呼んでいます。
オレ様の権化がパワハラ上司かもしれません。
自信過剰、傲慢、自分勝手な様子が、周りから見るととても自信があるように見えます。こんな方が「自己肯定感が高すぎる人」と呼ばれているようです。
しかしこのような人、オレ様は、むしろ自己肯定感が低い人なのです。

なぜならば、
このような方は、「I’m OK. You’re not OK.」であって、「I’m OK. You’re OK.」ではないからです。
偏った自己愛が強い方かもしれません。

そして、オレ様な人は自信満々な様子が「I’m OK.」のようでいて、実は真には「I’m OK.」ではないのです。
「ありのままの自分」のうち、自分の欠点や短所や弱点を自分で受け入れられていないので、他者に見せられない、見せたくない態度なのです。

強くなりたい願望が強すぎたかつての私は、人に弱みを見せたくありませんでした。
できないことを人に頼むのも苦手。私は正しい!と正論を主張したり。オレ様的なところがあったかもしれません。

頑張りすぎて余力がないときは他者をコントロールしたい気持ちが強くなりましたから、ちょっとパワハラ気質もあったかも。

自己肯定感の高い人のイメージ

では自己肯定感が高い人のイメージ、印象はどうでしょう。オレ様のイメージとは違います。

  • 自分も他者も尊重 「I’m OK. You’re OK.」
  • 他人にオープンな印象
  • 相手の話に耳を傾けられる人
  • 威張らない、威圧しない、マウントしない
  • 感情が安定している
  • 声をかけやすい
  • 相手によって自分がぶれない(他人の評価に振り回されない)

自己肯定感は高すぎて悪いものでない

いかがでしょう。
「自己肯定感が高すぎる人」に対する認識の違いを理解し、自己肯定感の高い人のイメージがつかめてきたでしょうか。
私は「自己肯定感は高すぎて悪いものでない。」「私ももっともっと高めたい」とお伝えしています。

「I’m OK. You’re OK.」できる私でありたい。

自己肯定感の講座(個人向けオンライン)スケジュール
「I’m OK. You’re OK.」な人を増やしたい 企業研修(組織開発・人材開発)に取り組んでいます

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